こんにちは、Rose Runnerです。
今日は殿堂入りのハイブリッド・ティー「ピース」についてです。
第二次世界大戦の中、育種者のフランシス・メイアンの手からアメリカに渡った枝がアメリカで戦火を逃れ、終戦を迎える1945年にアメリカで新種として発表され、平和の願いを込めて「ピース」と名付けらました。
戦争でフランシスはこのバラを失ってしまったそうです。
戦後に彼はこのバラ再度手にできたのでしょうか。
もしそうだとしたら、この花が咲く姿を再度目にした時、彼はどんな思いだったのでしょう。
今では大量に出回っていますので安価に手に入りますが、そんな壮絶な歴史を持つバラだと思うと何か特別なものを感じます。
我が家の「ピース」はこちら。少し前の写真なので葉が少ないですが、今は随分と茂ってきました。

花色はピンク・白・黄色と柔らかな色です。最近の品種に比べれば病気や寒さには弱いようですが、昨年バラを始めたばかりの私にもその姿をしっかりと見せてくれました。

これほど物語のあるバラも珍しいのでしょうけれども、それぞれのバラに作り出した方々の思いがあると思うとさらにバラが好きになります。
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